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酔いどれ編集長のクラフトビール飲みある記(58)旅先の京都にて、英語版のメニューを見ながら滋賀で醸造の「ラビットキックIIPA」を飲む - サンスポ

「ラビットキックIIPA」とお通しのブロッコリーとジャガイモのソテー

この前、休みをとって京都へ行った。用事が済んだのは午後5時過ぎ。このまま東京へ帰ろうかと思ったが、すでに買ってある新幹線のチケットは8時半頃の出発。まだ家族への土産も買っていないし、晩飯を食べてから新幹線に乗ることにした。

土産を買ったらすぐに電車に乗れるようにと思い、用事のあった京都市役所前から地下鉄で京都駅まで行くことに。途中で「京都 クラフトビール」と検索すると、さっきまでいたところの近くにHというよさげなクラフトビアバーがあったが、引き返すのは面倒くさい。「京都駅 クラフトビール」で検索し直すと、見慣れた店の名前がヒットした。東京・大手町の会社のすぐ近くにもあるCBMが京都にも出店していた。これまで目に留まらなかったのは、行く機会などないと思っていたからだろう。地下鉄の改札口からすぐだったので、日帰り京都旅の夕食はここに決めた。

CBM京都ポルタ店は、仕切りのないカウンターとテーブル席のオープンスタイル。「ひとり」と指を1本立てると、カウンター席の端に案内された。どうせならビールも食べ物も京都らしいものにしたいと思ってメニューを眺める。京都で醸造されたビールはなかったが、滋賀のがある。「TWO RABBITS BREWING(ツーラビッツブルーイング)」というブルワリー(醸造所)は初見だ。しかも、開栓中の「ラビットキック」がIIPA(インペリアルIPA)というのも気に入った。これに決めた。

メニューに「創業価格大感謝祭」とあり、通常価格がグラス¥600→¥480円 パイント¥900→¥780となっているではないか。CBMの「創業価格大感謝祭」を京都で知ることになるとは思わなかった。そういえば、コロナ前のCBMでは1、2月に、パイント1杯ごとにスタンプがひとつ押され、カードがスタンプで埋まったら(何杯分かは忘れた)、翌月は割引で飲めるキャンペーンを行っていたっけ。

でもラビットキックは「スペシャルケグ グラス¥680、パイント¥980」だ。創業時のCBMにはスペシャルケグなどなくて均一価格だったと思うけど…と迷っていると、この前社員になったばかりという、北村匠海にひげを生やしたような金髪スタッフが「これも価格を下げてます。通常ならパイントで1000円を超えます」と言うのでパイントを注文した。

西京みそのバーニャカウダとラビットキックIIPA。すでにほとんど食べて飲んでます

ネットで調べると、ツーラビッツブルーイング2018年に滋賀県近江八幡に設立されたブルワリー。オーストラリア人のショーン・コレット氏(醸造責任者)、妻の理子氏、モンゴル人のバト氏の3人が設立したとある。ショーン氏とバト氏はそれぞれ民間企業に勤めた後、京都大学のMBA課程で出会い、ブルワリーの設立を決意。ショーン氏はもともとホームブルーイングの経験はあったが、帰国して国立醸造学校で醸造を学び、2018年9月に自家醸造のビール提供の開始と同時に醸造所併設のタップルームをオープンしたという。社名の由来は「二兎を追う者は一兎をも得ず」。<本来の意味を逆説的にとり、一つのことに集中し精進していく、という意味を込め>たそうだ。

出てきたビールは、なんとみかん色の濃いめなヘイジー。普通のインペリアルIPAだと思っていたら違っていた。だったら「ヘイジーIIPA」と書いてよ、と思いながら飲むと甘めのヘイジーらしい飲み口。最後に残る苦みも、そこそこ。悪くはないけど、普通のインペリアルIPAを期待していただけに…。一緒に出てきたお通しのブロッコリーとジャガイモのソテーが良かったから、まあいいか。アルコール度数は8%。味も量もこれまで食べたCBM各店舗で最高といえるものだった。最初に頼んだ食事は「西京みそのバーニャカウダ」も悪くない(みそが甘めだけに、もっと苦いビールの方が合っているはずだけど)。

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