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マインドフルネス瞑想は、簡単に言ってしまえば悩みごとやストレスの解消につながる瞑想法です。しかし、いまはそのような概要だけが広く伝わっていて、本当の意味や正しいとりくみ方が、あまりよく理解されていません。
マインドフルネスとは、本来、いまこの瞬間に起こっている感覚や感情、思考に気づき、そのままに受け入れること。そのような状態になるための瞑想が、マインドフルネス瞑想です。
思考にただ気づくだけで、よい考えとも悪い考えとも判断しません。判断しないで、またいまこの瞬間に気づきを向けます。それをくり返すと、感覚や感情、思考が瞬間に変化すること、すべては一瞬に消え去ることがわかってきます。そうしてマインドフルになり、一つひとつの雑念に振り回されなくなるのです。
ここでは、『図解 マインドフルネス瞑想がよくわかる本』(有光興記監修、講談社刊)のエッセンスを、全8回にわたって紹介。マインドフルネス瞑想は、特別な場所や道具、知識を必要としないため、誰でもすぐにおこなえます。実践を重ねるうちに気持ちがすっと軽くなり、よけいな考えに振り回されなくなっていることを実感するようになるでしょう。今回は、「食べる・飲む瞑想」と「呼吸の瞑想」についてご紹介します。
『マインドフルネス瞑想の始め方。誰でも今すぐにできる!』より続く
マインドフルネス瞑想がよくわかる 第4回
一口ずつゆっくりと口に入れる「食べる・飲む瞑想」
「食べる・飲む瞑想」とは、どういう瞑想なのでしょうか?
「食べる瞑想」は、食べる動作をしながら心のなかで実況中継(感覚を一つひとつ言語化)するという瞑想です。動作をスローモーションにして自分の動きに気づき、「手を伸ばします」「ごはんをとります」などと実況し、また、ひと口ずつ口のなかに広がる感覚にも気づき、実況します。こうすることで、何度もおいしさを感じられるのです。
「飲む瞑想」も、食べる瞑想と同様のことを、飲み物を対象としておこないます。
こうして食べ物や飲み物をよく観察し、色やにおい、味わい、食感を感じながら食べたり飲んだりすると、ふだんはあまり意識していなかった、自分の心の動きがみえてきます。
それでは、実際に試してみましょう。
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