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お酒の望ましい量は?「飲酒ガイドライン」厚労省が案まとめる - nhk.or.jp

日本では、アルコール度数や何杯飲んだかで飲酒量を把握するのが一般的ですが、厚生労働省は、体への影響は酒に含まれるアルコールの量「純アルコール量」で把握するほうが正確だとして、「純アルコール量」で健康へのリスクを示した「飲酒ガイドライン」の案を、専門家で作る検討会で取りまとめました。

「純アルコール量」は、飲んだ酒の量とアルコール度数などを掛け合わせて計算でき、例えばアルコール度数5%のビールでは、中瓶1本にあたる500ミリリットル飲むと、純アルコール量は20グラムにあたります。

ガイドライン案では、生活習慣病のリスクを高める飲酒量を、1日当たりの「純アルコール量」で、男性は40グラム以上、女性は20グラム以上を摂取した場合としたうえで、体質などによってはより少ない量にすることが望ましいとしています。

また、男女とも、1回の飲酒で「純アルコール量」を60グラム以上摂取すると、急性アルコール中毒などが起きる可能性があるため、避けるべきだと注意を呼びかけています。

厚生労働省によりますと、酒に含まれる「純アルコール量」は、酒類メーカーが記載を進めていますが、現状一部の商品に限られているということです。

厚生労働省は、今回のガイドラインを通じて、適切な飲酒量の指標として「純アルコール量」の活用を浸透させたい考えです。

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