東京大学は、淡水にも海水にも適応できる2種のメダカの稚魚を使った実験で、両種とも海水中の方が淡水中よりも多くのマイクロプラスチック粒子を取り込むと明らかにした。海水中では浸透圧差によってメダカの体内の水分が奪われる。その結果、水分補給のためにメダカがより多くの水を飲むため、誤飲するプラスチックも増える。
海水性だが淡水にも適応できるジャワメダカと、淡水性だが海水にも適応できるミナミメダカを、どちらも海水および淡水にそれぞれ適応させてから、マイクロプラスチック粒子である直径1μmの蛍光ポリスチレン粒子に7日間暴露した。暴露開始1、3、7日後に一部の個体を採取し、体内の粒子分布を蛍光顕微鏡で観察したところ、粒子は主に消化管から検出された。ジャワメダカもミナミメダカも、粒子の数は海水で飼育していたメダカの方が多かった。
一般に淡水魚は浸透圧差によりえらや体表から常に水が浸入するため、水をほとんど飲まず、浸入した不要な水は、尿として排出する。一方、海水魚は浸透圧差によりえらや体表から脱水するため、海水を活発に飲み、食道や腸で脱塩して浸透圧を下げてから水を吸収している。2種のメダカも海水中でより多くの水を飲んでいた。
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