うんざりするほど暑かった酷暑がようやく終わり、長袖1枚で快適な秋の到来である。こう涼しくなると、いつにも増してアップするのが食欲と酒欲。気づけば3キロ増なんてことも珍しくない。「いや、酒は太らないでしょう? エンプティカロリーなんだから」と思うかもしれないが、それは大きな間違い。アルコール由来のカロリーがしっかりある上に、糖質や脂質の代謝を妨げるため、飲み過ぎは巨大化への道まっしぐらなのだ。しかし、そう簡単には酒量を減らせないし、断酒なんてもってのほか。そこでおすすめしたいのが「操酒(そうしゅ)」である。
「操酒」とは一生健康でお酒を飲むという思いをベースに、現状の酒量を把握し、自らの意志をもって酒量をコントロールすること。この「自らの意志」というのがミソ。大概の酒飲みは、医師や家族に「酒量を減らせ」と言われれば言われるほど飲みたくなるからだ。
「操酒」を実行する上で一番大事なのは、現状の酒量を可視化すること。アプリやメモでもいい。日々飲んでいる酒を記録すると、自分が思った以上に飲んでいることに気づく。事実を突きつけられると、さすがに「ちょっと減らそうかな」と意識が変わり、少しずつ飲み方にも変化が表れる。この時、「週1回の休肝日を設ける」程度のゆるい目標設定もしておくといい。クリアすることでモチベーションが上がり、さらに高い目標を達成できる。これは認知行動療法を参考にした方法で、アルコール依存症でも同じような治療法が用いられている。
「そんな簡単に酒量が減らせたら苦労しない」と思うかもしれない。だが、アメリカの心理学者、ウイリアム・ジェームズの言葉にもあるよう、人間は意識が変わると行動が変わり、行動が変わると習慣が変わる。私自身がまさにそう。6合飲むのが通常運転で「ロクちゃん」とまで呼ばれたこの私が、今や「操酒」によって家飲みを自粛し、週3~4回の休肝日を取るようになったのだから。
今秋、巨大化を加速させないためにも、「操酒」で上手に酒量をコントロールしてみて欲しい。
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