兵庫県加古川市の飛岡正己さん(72)による「バードカービング」の作品展が、同市野口町水足の「ぎゃらりー花音」で開かれている。精巧な鳥の木彫りに彩色した作品計28点を展示。今にも動き出しそうな鳥の彫刻が、訪れた人たちを魅了している。(宮崎真彦)
バードカービングは、19世紀に米国で、カモ猟のおとりとして鳥の木型が使われたのが始まりとされる。今は本物そっくりに彫刻して色付けし、鑑賞用として楽しむのが主流だ。
子どもの頃から図画工作が好きだったという飛岡さん。定年退職後の2014年、趣味でバードカービングの制作を始めた。題材にする鳥は、インターネットや図鑑で調べたり、剥製を参考にしたりするほか、自ら写真を撮影することも。
図面を描き、材料の木を糸のこぎりで切り出したら、電動工具で鳥の形に仕上げていく。焼きごてを使って羽毛まで再現し、アクリル絵の具で色付けする。制作期間は平均で約1カ月。半年ほどかけて作り込む作品もあるという。
会場には、愛らしい3羽のスズメが水を飲む様子や、木の実を食べる色鮮やかなアオゲラ、魚を捕らえたカワセミなど、多様な生態を表現した作品が並ぶ。飛岡さんは「いかに本物らしいかを追求してきた。作品を見て、野鳥に関心を持ってもらえるのが一番」と力を込めた。
12月24日まで。午前10時~午後5時。入場無料。日、月曜と11月29日~12月3日は休館。ぎゃらりー花音TEL079・456・7273
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