近年のわらび餅ブームに乗り、つるりとしたのど越しが爽やかな「飲むわらび餅」が、都市部や観光地で人気になっている。飯田市伝馬町の和菓子店「田月」でも今年、夏季限定で販売を始め、土、日曜日は一日百杯以上が売れるという。
同店では従来、きな粉をかける定番の「わらび餅」を作っている。コロナ禍で贈答や冠婚葬祭、百貨店の催事といった和菓子需要に影響が出ており、常識にとらわれない業態や販売戦略を模索。飲むわらび餅に注目し、創業以来初めて、飲み物を扱うことにした。
「飲むわらび餅」は、ヘルシーさやとろとろ食感が人気の秘訣(ひけつ)。同店では手練りのわらび餅を五ミリ〜一センチ弱のさいの目に切り、カフェラテや抹茶ラテに合わせる。わらび餅の存在感を出すため、あえて固めに練り上げ、生クリームをのせてコクを出している。
一杯五百円(税別)。社長の城田茂さん(52)は「コロナ禍がなければ生まれなかった商品。一日十杯を目標にしていたら、予想以上の評判で、若いお客さんが増えた。手練りのわらび餅で作る、和菓子店の『飲むわらび餅』をぜひ試して」と呼びかけている。 (石川才子)
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