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「かける」「飲む」 チーズ商品に新風 - 日本農業新聞

 国産生乳を使ったチーズの新商品開発が加速している。冷たいままでもとろりとした食感を保つ「かけるチーズ」、濃厚な味わいの「飲むチーズ」などが注目。日常使いや家飲み需要を捉え、消費の広がりが期待される。

冷蔵状態でも「とろ~り」


 乳業メーカーの牧家(北海道伊達市)は、冷蔵状態でも柔らかい「かけるチーズソース カンコワイヨット」(110グラム、希望小売価格561円)を販売している。道産生乳を使用。野菜に付けるソースや、パンケーキなどで使える商品とする。同社は「どんなときでも常備しておきたい万能ソース」と話す。

 雪印メグミルク(東京都新宿区)は3月から、冷たくてもとろりとしたチーズ「torochi(トロチ) 芳醇ゴーダ入り」(100グラム、同320円)を発売した。パウチ容器入りで、手で絞り好きな量を使えるのが特徴。「かけるだけで濃厚なチーズ味のメニューに早変わりさせられる」(同社)がコンセプトとする。

濃厚な喉越し、乳酸菌入り


 のぼりべつ酪農館(北海道登別市)は道産生乳を使ったドリンクタイプのナチュラルチーズ「のむチーズ プレーン」(150グラム、参考価格440円)を売り出した。濃厚な喉越しで人気。乳酸菌数はヨーグルト相当、チーズ工房を持つ同社製造のホエイを使う。オリゴ糖も道産。同社は「消費者の反応はいい。生乳消費に貢献したい」と話す。

 時短商品も登場。長沼あいす(北海道長沼町)では、チーズとミートボールをパウチ加工した「レンジでのび~る チーズ&手ごねミート」(60グラム、希望小売価格498円)が人気だ。道産生乳を使用。電子レンジ調理でフォンデュのように食べられる。粗びき、バジルなど3種。同社は「家飲み需要は根強い」とみる。


 国内のチーズ消費量は直近2022年度に約34万トンと10年間で13%増。一方、同年度の国産割合は15%で、ほとんどが輸入品という構図だ。生乳需要の拡大に向け、国産のシェア奪還に期待がかかる。

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