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そうだ、行こう! 神保町の老舗喫茶店とビアホールで静かに酒を飲む心地よさ|今、こんな「昭和の街」が大ブーム - 日刊ゲンダイDIGITAL

神保町(千代田区)

 いちごジュースを飲む女子たちであふれる「さぼうる」を出て、次にアタシが向かったのは「ラドリオ」。

 ここも路地裏の名店。夜になると酒を飲ませてくれる大人の店。向かいには系列店のミロンガがあった。その隣にはチャボ。チャボで初めてトルコライスなるものを食べた。ケチャップライスの上に薄めのとんかつをのせ、デミグラスソースがかかっているヤツ。とてつもなくおいしかった。チャボはなくなり、ミロンガは表通りに移転して今の若者客をつかんで、はやっている。

 木造の古いつくりのラドリオは昔と変わらぬ味わいを残している。若者客がコーヒーやナポリタンを食べている中、アタシは角の水割り(700円)とチョコレート(200円)を注文。あのちゃん風の店員に店の創業年度を聞いてみた。「え~と……」と、目を宙に漂わせ「ちょっと忘れちゃったので、カード持ってきま~す」。

 もらったショップカードには1949年創業とある。そのころからほとんど変わっていない。「火の始末には細心の注意を払っています」。カウンターの若者が力を込める。地震も怖い。それこそ今どきのカップルが壁ドンしたら崩れそうな建物だ。さぼうるもそうだが、この辺の建物は文化遺産といってもいいだろう。行政の力で安全に保存できないものだろうか。

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