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尿酸値上昇の主犯はビール 日本酒は有意差なし - 日経ビジネスオンライン

同じアルコール量でさまざまな種類のお酒を比較した結果

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大西淳子=医学ジャーナリスト

 お酒を飲む量が増えると尿酸値は上昇しますが、その上昇の度合いはお酒の種類によってどのように異なるのでしょうか。このほど、さまざまな種類のお酒と尿酸値の関係を、アルコール量をそろえて比較した研究(*1)で、尿酸値を最も上昇させる可能性があるのはビールであることが分かりました。ワインによる上昇は中程度で、日本酒を主に飲む人では統計学的に有意な尿酸値上昇は見られませんでした。

尿酸値を一番上げやすいお酒は、やはりビールのようです。(写真=PIXTA)

尿酸値を一番上げやすいお酒は、やはりビールのようです。(写真=PIXTA)

プリン体が多いお酒の代表はビール

 尿酸はプリン体の代謝産物で、血清尿酸値が上昇した状態(高尿酸血症)は痛風の前兆としてよく知られています。高尿酸血症は痛風にとどまらず、さまざまな疾患のリスク上昇にも関係しています。

 プリン体を多く含む食品の摂取は尿酸値の上昇をもたらしますが、それとは別に、アルコールには尿酸の合成を促進し、腎臓での尿酸排出を抑制する作用があるため、尿酸値の上昇に大きく関与します。また、アルコール飲料に含まれるプリン体の量は種類により異なり(表1)、摂取による尿酸値への影響はそれぞれ異なると考えられます。

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