赤ちゃんが一心不乱にミルクを飲む姿は見ているだけで癒やされるが、抱えたり支えたりと大変な面もある。そんな親を助けるハンズフリー授乳クッションを使って、ミルクを飲む三つ子の動画がYouTubeに投稿され、話題となっている。
三つ子の母親のみつごじかんさんが投稿した動画は、ミルクが待ち遠しくて泣き止まない3人の赤ちゃんの様子から始まる。
この記事の画像(40枚)赤ちゃん一人でも大変だろうに、三つ子が一斉に泣きだした状況で、お母さんはこの難局をどう切り抜けるのだろうか。
まず赤ちゃんの顔の横に、それぞれ授乳クッションを準備。そして1人ずつミルクをあげながらクッションの上へ哺乳瓶を置いていく。なお、クッションは滑り止めの生地になっているため哺乳瓶が滑り落ちることはないそう。
セットし終わると3人ともミルクを一生懸命に飲んでいる。さっきまで泣いていたのが嘘のように静かな“食事”風景だ。
至福の表情で飲みながらウトウトし始める3人。母親はそばで見守っており、飲み終わりそうになると、最後は哺乳瓶を傾けてアシスト。そして飲み終わりの“げっぷ”をさせて三つ子たちのミルクタイムは終了となる。
なお、母親と一緒に映っているのは祖母だそうで、現在は昼も夜もずっと育児を手伝っているという。
この様子には「たまらなく可愛いですね」「飲みながら寝ちゃうの天使でしかない」といった三つ子のかわいらしさへのコメントと共に、「このクッション画期的ですね」「便利なアイテム」「作った人天才ですね!!」といったクッションへの称賛コメントが多く寄せられ、動画再生数は35万回を超えるなど話題となっている(6月6日時点)。
ちなみに、このハンズフリー授乳クッションは、スマイルケアジャパン社が製造・販売している「ママ代行ミルク屋さん」。同社のオンラインショップなどで1個3278円(税込み)で購入することができる。
みんなおいしそうに上手に飲んでくれている
この授乳クッションを使用すれば、3人同時にミルクを飲ませることができ、ずっと支えている必要もないため体力的な面でも助かることだろう。実際、クッションを使わない場合と比べ、どれだけ違うのだろうか?
みつごじかんさんに話を聞いてみた。
ーー三つ子について教えて。
名前は、動画で左から藍(らん)ちゃん、迅(じん)くん、蓮(れん)くん。2022年1月生まれで、一番上(長男)が蓮、二番目(次男)が迅、三番目(長女)が藍です。
蓮は、おしゃぶりがすきでおしゃぶりをすると落ち着きます。最近は大きな目で人をじっと見つめることが多いです。ぶら下げたボールのおもちゃでよく遊びます。
迅はよく笑います。そしてよく寝ます。眠くなったら1人で寝ます。身体は一番大きいけど泣き声は一番小さいです。YouTubeのコメントでは貫禄があると言われたり、袴が似合うと言われたりします。
藍は一番良く泣きます。抱っこされるのが好きですが横抱きは駄目で、縦抱きでないと大泣きします。目をひんむいている事が多いです。おしゃべりが上手で、最近はライオンのイラストが描いてあるおもちゃを見せるとご機嫌です。
ーーハンズフリー授乳クッションはいつ頃から使うようになったの?
妊娠中三つ子とわかったときに“双子 三つ子 便利グッズ”とネットで検索して知りました。出産祝いでいただき、生後2カ月ぐらいまではミルクの吐き戻しが多かったので使っていなかったのですが、生後3カ月頃から使い始めました。現在生後4カ月で同時に3人が泣いたときや、お風呂上がりに大人の手が足りない時に今も使っています。
ーークッションを使用してミルクを飲む三つ子の様子はどう?
今のところはみんなおいしそうに上手に飲んでくれています。たまに隣の子の手があたって(哺乳瓶が)ずれることがありますが、近くで見ているので、その時はすぐにもとに戻してあげています。
ーーその様子を見てどう思っている?
今までは1人ギャン泣きの中ミルクをあげていましたが、今はみんな同時においしそうに飲んでいる姿が見られるのでうれしいです。
時間短縮そして気持ち的にも楽になった
ーー授乳のタイミングは3人同じなの?
3人一緒です。病院からの指導でいまは4時間おきに全員にミルクをあげています。
ーークッションを使用する前はどのようにミルクをあげていた?
私が1人を抱っこ、1人をバウンサーに乗せて2人同時に、祖母が1人を抱っこしていました。もしくは1人待たせていました。
ーークッションを使うことで、どれくらい助かっている?
時間が短縮できました。以前は3時間おきの授乳だったので、そのうち1時間以上ミルクの準備から後片付けまでかかっていましたが、同時に授乳ができるようになったので時間が短縮されました。また、1人泣いている中、もうひとりの子に授乳している状況だったので気持ち的にも楽になりました。
ーー投稿動画が話題となっていることに対してはどう感じている?
世の中のママたち、特に多胎育児をしている方に知ってもらえる機会になればいいなと思っていたので、多くの人に観ていただけて嬉しいです。「バスタオルで代用していました」というコメントが多数あり、この授乳クッションは必要なグッズだなと感じました。
子育て中の「あったらいいな」を形にした育児グッズ
三つ子の母親が“必要なグッズ”と話すハンズフリー授乳クッションの「ママ代行ミルク屋さん」。時間短縮という親だけでなく、1人が泣いて待つということをしなくてもよくなる、三つ子の赤ちゃん自身にもうれしい商品のようだ。
では、今回の三つ子ちゃんたちのかわいらしい姿で話題となった事に対し、クッションを製造・販売している会社はどう思っているのか?
スマイルケアジャパン社の大杉千里代表に、反響に対する感想を聞いてみた。
ーー話題となっている動画を見て、どう思った?
弊社の目的は「ママの心と体に余裕を持っていただく」ことです。この度の三つ子ちゃん授乳動画を拝見しまして「ママ代行ミルク屋さん」が三つ子育児のお手伝いさん役となり、子育てママをしっかりサポート出来ていると安堵いたしました。
ーー「ママ代行ミルク屋さん」が”画期的““便利なアイテム”“作った人天才”などと話題となっている事に対してはどう感じている?
画期的・便利なアイテムと話題にしていただけることに「時代は変わった」と感じます。2005年にママ代行ミルク屋さんの販売をスタートしたのですが、当時は“子育てママの心身をいたわる”という考えや思いは少ないように思いましたし、商品に対する逆風を強く感じました。現代の子育ては、“子育てママの心身をいたわり、しっかりサポートしなければならない”という考え方が定着し、国・自治体なども力をいれていらっしゃいます。
そして、ママを助けるグッズが受け入れられるようになりました。子育てママをサポートするという気持ちの面での環境が整い、ママが心と体に余裕をもちご自身を大切にすることで、笑顔の子育てに繋がり、良い循環が生まれますので、この時代の変化を大変嬉しく感じております。
作った人天才に関しましては「努力に勝る天才なし」ということで有難い思いでいっぱいです。子育てに役立つものを一生懸命に考え、お客様の貴重なお声を商品に反映させ、より良いものをお届けするための努力は惜しみません。今後も育児グッズの企画・開発に努めて参ります。
「ママ代行ミルク屋さん」のきっかけは、26年前の大杉代表の育児経験にあるという。当時は、赤ちゃんだった下の子を世話をしている時期だったが、上の子が遊んで欲しいとよく寄ってきたそう。下の子の授乳を落ち着いてできなかったことから、「あったらいいな」と思っていた育児グッズなのだそう。
そして、きょうだいの子育てでもこんなに大変なことから、双子・三つ子の多胎育児を頑張るママはどんなに大変だろうか?という考えから商品化へと至った。
2005年の発売当初は1カ月に1個売れるか売れないかという状況だったそうだが、少しずつ双子・三つ子の多胎育児を頑張るお母さんやお父さんの口コミで「多胎育児に欠かせない商品」と話題になり、現在では1カ月に600個、多いときは1000個以上売れる商品となっているそう。
育児経験から生まれ、お母さんから「必要なグッズ」といわれるハンズフリー授乳クッション。お母さんの負担を少し減らしながら、今回の三つ子ちゃんはすくすく成長してほしい。
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