
「水分は代謝を促し、適正量を摂ることでむくみを防ぎます。1日に必要な水分量は、体重によって異なります。目安は『体重×30ml』。汗をかきやすい方や、外でお仕事をしている方は『体重×40ml』でもいいです」
大事なのは、ここでいう「水分」はカフェインを含まない、もしくは少ない飲み物ということ。おすすめは水、麦茶、ほうじ茶、コーン茶など。
「コーヒーや紅茶はカフェインを多く含み、利尿作用があるので、飲んだら同量の水分を摂る必要があります。たとえば、コーヒーをカップ1杯飲んだら、お水をカップ1杯飲むとプラマイゼロに。カフェインの多い飲み物をたくさん飲むと、それだけ水分を摂る量も増えるので大変です。緑茶は薄く入れたもの、ペットボトルならアリですが、濃く入れたものはカフェインを多く含むのでコーヒーと同じ扱いになります。お酒も利尿作用が強いので、同量のチェイサーを飲んでほしいです」
さらに、味噌汁やスープなど食事で摂る飲み物は、ここでいう「水分」には含まれないそうなので、これも注意が必要です。カフェインレスの水分をこまめに飲むことが大事な水分摂取。水分を摂る習慣のない人は、スマホのタイマーやリマインダーを使うか、「起床後、ランチの前後、退社前、夕飯の前後、お風呂の前、寝る前」などの「イベント前後」に飲むように決めると飲み忘れ防止につながると言います。
「体が一度に吸収できるマックスの水分量は約250mlとされ、それ以上飲んでも尿として出てしまいます。細胞に水分をしっかり送り届けるためには、一気飲みではなくこまめな水分補給を心がけてください」
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