モンゴルのコンビニで、ラクダのマークが書かれた紙パック飲料が売られていた。
パッケージをよく見ると、ラクダのミルクから作ったヨーグルトドリンクらしい。
ラクダの飲むヨーグルト?
乳製品の国、モンゴル。
都会ではコンビニやスーパーの牛乳・ヨーグルトコーナーがいちいち充実している。
しかしなかには牛にとどまらず、ラクダの絵が描かれたものまであった。
われわれのコンビニでお茶の種類がやたら豊富なのと似たようなものかもしれないが、それにしてもラクダのミルクはどういう味がするのか。あんまり想像できなくてビビる。
コンビニでの値段は6,500トゥグルグ。この夏の為替レートは1円=23トゥグルグだったので、だいたい280円くらいだ。たけー。
水の500mlペットボトルが50〜80円程度であることを考えると、小さいパックでこのお値段はけっこう高い。値段をよく見ないまま買ってきて、宿でレシートを見てびっくりしてしまった。
パッケージには “FERMENTED CAMEL MILK” とある。恥ずかしながらFERMENTの意味がわからなかったので調べてみると「発酵させる」ということらしい。
つまり発酵させた乳、ヨーグルトだ! 飲むヨーグルトだったのか。ちなみにライム果汁も入っているようだ。どういうこと?
ラクダミルクは……さわやか!
では、飲んでみます。
なんともさわやかな味である。一瞬牛乳のようにも思えるが、コクはない。
だいぶ酸っぱく感じたがライム果汁入りということもあり、その酸っぱさのどこまでがラクダでどこまでがライムなのかはよくわからない。
フルーティではあるが、スーパー銭湯で飲むフルーツ牛乳とはまた別のフルーティである。キレがあるというか。後味がなくて、飲み込んだ瞬間に口の中からいなくなる感じ。
口をつけて、なにこれ? と思っていたらもう味が通り過ぎていくので、混乱が残る。じゃあね! って改札で別れたら、もう振り返らずにダッシュで消えていく感じ。手くらい振ってほしい。
不思議な味体験だ。日本の牛乳やヨーグルトを想像しながら飲んだらびっくりする。
なんだこれと思っているうちに飲み干してしまった。
「女性、特に妊婦さんが飲むと調子がよくなるんだよ」
翌日、空港に向かう車を出してくれたモンゴル人の方にラクダ飲料の話をしてみたら「あー、ラクダのミルクってちょっと酸っぱいよね」と言っていた。
そうそう、酸っぱいんですよね。ライム果汁は、酸っぱさをいい感じにまとめるために入っていたんでしょうか。
しかしその言葉には続きがあって、
「女性、特に妊娠してる人が飲むと体調が整うといわれてるんだよ」
と教えてくれた。
そうだったのか。「男性が飲んでも内臓にいいんだよ」と続けてくれたが、自分は妊娠する予定がないし内臓もわりと元気なほうなので、ちょっともったいない高級ドリンクだったのかもしれない。
ちなみにラクダのミルクは、砂糖をいれて少し温めて飲むとおいしいらしいです。
あと、ラクダのお肉はおいしくないそうです。
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