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「汚染水1リットル飲む」主張の教授に血税使った原子力研究院「飲むな」 - The Hankyoreh japan

国会科放委全体会議…原安委と原子力研究院が出席 
原安委「汚染水の『処理水』への変更は検討していない」

先月25日、ソウル鍾路区の世宗文化会館の屋外階段で、日本放射性汚染水海洋投棄阻止共同行動の主催で行われた「韓米両国に日本による放射性汚染水海洋投棄に反対することを求める記者会見」で、参加者が汚染水放出に反対するプラカードを掲げている/聯合ニュース

 原子力安全委員会(原安委)のイム・スンチョル事務処長は24日、「福島第一原発の汚染水を処理水と呼ぶのは誤りだ」と述べた。与党の一部から「汚染水ではなく汚染処理水と表現すべき」と主張する声があがっている中、原子力の安全管理に関する事項を所管する政府の委員会の責任者がこのような主張に明確に一線を引いたことになる。

 イム事務処長はこの日の国会科学技術情報放送通信委員会(科放委)全体会議に出席し、「(福島第一原発の汚染)処理水は誤った用語なのか」と同委員会のチョン・チョンネ委員長に問われ、「そうだ」と答えた。イム事務処長は「韓国政府では『汚染水』を使い続けている」とし、「用語変更を検討したことはない」と付け加えた。先に国民の力の韓国の海を守る検証タスクフォース委員長のソン・イルチョン議員は「ALPS(多核種除去設備)でろ過された汚染水の正確な用語は汚染処理水」だと述べている。同党のハ・テギョン議員も先日のラジオ番組のインタビューで、福島第一原発の汚染水について「厳密に言えば汚染処理水」、「まず用語の訂正が必要だ」と主張している。

 この日の全体会議では、韓国原子力研究院が15日に開催した記者懇談会での発言も取り上げられた。オックスフォード大学のウェード・アリソン名誉教授は懇談会に専門家パネリストとして参加し、「処理された福島第一原発の汚染水が1リットルあれば、すぐに飲める」と述べ、物議を醸した。民主党のキム・ヨンジュ議員はこの発言に言及しつつ、「研究院が国家予算で懇談会を開催して日本と東京電力を代弁したわけだが、適切なのか」と批判した。これに対し原子力研究院のチュ・ハンギュ院長は「突然飛び出した発言であり、計画されたものではなかった。公式に申し上げれば、汚染水は飲料水の基準をはるかに超えるため、飲んではならない」と答えた。

 野党議員たちは、汚染水の管理状況を点検するために21日に出国した政府視察団(団長:ユ・グッキ原子力安全委員長)の実効性についても攻勢をかけた。民主党のイ・ジョンムン議員は「検証機器なし、試料採取なし、民間専門家なしの3無視察団」だとし「視察結果に特に問題がないと結論を下したら、日本の水産物の輸入再開を迫られる可能性が高い」と憂慮を示した。同党のユン・ヨンチャン議員も「国際原子力機関(IAEA)に頼らず、韓国政府が独自の検証チームを立ち上げて派遣し、試料採取まですべきだった」とし「(韓日首脳会談で)両国首脳の合意内容を満たそうとしたため、形だけのものになった」と批判した。

 いっぽう国民の力のクォン・ソンドン議員は原案委に「汚染水問題に関する偽りの怪談と扇動がひどすぎる」とし「民主党が場外集会を行って国民を惑わし、非科学的な怪談を流布している。原安委は客観的なデータをもって徹底的に国民に報告してほしい」と述べた。

オム・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/1093105.html韓国語原文入力:2023-05-24 14:28
訳D.K

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