夏だ、まだ5月なのに急に夏がやってきたみたいだ! まだ梅雨にさえ入っていないのに、東北・関東の一部では、2023年5月18日に35度の「猛暑日」を記録したそうだ。急に暑くなりすぎだろ!
こうなることを見越していたかのように、清涼飲料メーカーの「伊藤園」がスゲエもんを自販機で販売していた。それはドリンクタイプの「飲む冷麺」だ。冷麺飲む!? まあ、ある意味では飲み物みたいなものかもしれないけど、缶入りで上手く飲めるのか!?
・飲む冷麺!
この商品は、2023年4月10日より発売開始となっている。辛ラーメンでお馴染みの韓国の「農心グループ」とのコラボ商品の第1弾なのだとか。同社は今後「辛味飲料市場」を開拓すると発表している。そんな市場があったとは……。
さて、私(佐藤)がこの商品を見つけたのは、東京メトロ丸の内線の駅のホームの自販機だ。荻窪駅のホームだったと記憶している。
ご覧ください。どこにでもある一般的なドリンク自販機の品揃えに見える。緑茶・むぎ茶・ジャスミン茶とあって、水・ポカリ・オロナミンCと並んでいる訳だが、ひとつおかしいのがあるぞ。
これだ! \ 飲む / ふるる冷麺(ドリンクタイプ) 150円
缶入りの冷麺。飲めるのか? ゴクゴクいけちゃうのか? そりゃ暑い日に冷麺は最高だけど、こんな形で冷麺への欲求を満たしちゃっていいのか?
とりあえず1本購入。編集部へと持ち帰った。この商品は伊藤園と農心グループのダブルネームである。
品名は「スープ」、原材料名は「冷麺スープ」となっている。ということは……。
やはり麺は入っていなかった。なんだかホッとしたような、残念なような……。つぶ入りのコーンスープみたいに「麺が出ねえ!」とか言いながら、缶を逆さにして飲みたかったなあ。
中身は一体どうなってるの? ってことで、グラスに注いでみたら、りんごジュースみたいな色をしているな。
缶があるから、これが冷麺スープとわかる。けど、缶なしでグラスに注いだ状態で置かれていたら、冷麺スープとは気づかないよね。訪問した客先で「こちらどうぞ」と出されたら、間違いなくジュースと判断して飲んでしまうだろう。液体だけでは何か判別がつかない。
まずはニオイを嗅いでみる。少し酸味のある香りかな。若干キムチ臭もするね。
飲んでみると……。うん?
辛い! 飲んだ瞬間は全然感じないけど、ワンテンポ遅れて辛味が来るな。キムチエキスの辛味かな? 水キムチ濃縮液の辛味かな? とにかくジャブ程度の辛さが舌を刺激する。すぐにスッと消えるけどね。
個人的に辛いものは苦手なので、私は好んで飲もうとは思わないけど、辛いモノ好きな人は好きな味かもしれない。今年の夏も暑くなりそうなので、コレを飲んで夏を乗り切ろうぜ!
参考リンク:伊藤園、NHKニュース
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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