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「飲む中絶薬」21日に承認の可否審議 認められれば国内初 厚労省:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

  • アピタル

神宮司実玲

 厚生労働省は17日、人工妊娠中絶のための飲み薬について、21日の専門家分科会で承認の可否を審議すると発表した。3月に審議が予定されていたが、多くのパブリックコメント(パブコメ)が寄せられ、分析が間に合わず審議が見送られていた。承認されれば、国内初の経口中絶薬となる。

 審議されるのは、飲む中絶薬「メフィーゴパック」。2種類の薬を組み合わせて使う。妊娠を続けるために必要な黄体ホルモンのはたらきを抑える「ミフェプリストン」を飲んだ36~48時間後に、子宮を収縮させるはたらきがある「ミソプロストール」を使う。妊娠9週までの妊婦が対象。

 1月の別の専門家部会の審議では「承認して差し支えない」とされたが、厚労省は「社会的な関心が極めて高い」として、パブコメを経た上で、最終的な結論を出すとしていた。

 当初は3月24日に審議が予定されていたが、寄せられた意見約1万2千件の分析が間に合わず、当日に急きょ審議が見送られた。厚労省によると、通常の100倍以上にあたるという。

 厚労省は4月17日、「パブコメの分析や対応の整理がおおむね終了した」として、21日に審議すると発表した。

 国内の臨床試験には、妊娠9週までの18~45歳の中絶を希望する女性120人が参加。薬の投与後24時間以内に人工妊娠中絶に至った割合は93・3%だった。主な副作用として、下腹部痛(30・0%)、嘔吐(おうと)(20・8%)が報告された。いずれも回復し、大半が軽度か中等度だった。(神宮司実玲)

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