ノンアルコール飲料市場拡大の背景
「サントリー ノンアルコール飲料レポート2022」によると、コロナ禍の巣ごもり需要を経てもノンアルコール飲料市場は伸長しており、各社商品ラインアップの強化により、市場が拡大している。直近ではレモンサワーテイストやワインテイストなど飲用の多様化が進んでいる。
サントリーのノンアルコール販売実績は、1月~9月で前年比106%、2019年比では134%と大きく伸長していると林氏。
また、ノンアルコール活動として「ノンアルで乾杯できる」体験イベントを展開。ゴールデンウイークには東京駅で「のんある酒場」を、夏には六本木ヒルズで「のんあるビアガーデン」を開催し、お酒を飲む人、飲まない人に関わらず、酒場の雰囲気を楽しめる場や、豊富な種類のノンアルの美味しさを提供した。
これらのイベントの来場者属性は、20代~30代の若年層が64%、普段お酒を飲まない人が44%と“0.00%でお酒を飲む人も飲まない人も一緒に楽しめる”ノンアルコールの魅力を提案した。
そのほか、家庭用でサントリーのノンアル統合売場を展開し、各ブランドで新たな顧客との接点の拡大をしている。
「のんある晩酌」ブランド戦略
続いて、執行役員 RTD・LS事業部長の鈴木あき子氏は、「のんある晩酌」ブランド戦略について「酒類同様のラインナップが楽しめる『豊かな晩酌』を提供する存在として新規ユーザーを獲得、ノンアル文化定着を目指す」と説明。
レモンサワーに次ぐ第2の柱として新カテゴリー「ハイボール」に挑戦。ハイボール缶市場は、2018年から2022年(見込み)で1.4倍伸長しており、ハイボール缶購入者と外でのハイボール飲用者を合わせると、1400万人と大きなターゲットとなる。
「ハイボールが好きなのにノンアルでは選択肢がない」「体質的にアルコールが飲めないがハイボールも選べたらうれしい」といった、ハイボールが好きなすべての人にノンアルコールで新たな選択肢を提供する。
「のんある晩酌 ハイボール ノンアルコール」の味について
執行役員 商品開発研究部長の村上悦郎氏は、「ハイボールありのまま製法」と呼び、熟成したウイスキーが持つ樽の香りやコクをアルコール0.00%で実現した。
消費者へのアンケートも、「ハイボールの味わいはノンアルでは難しいと思っていたけど、これなら香りや味も楽しめて美味しい」といった、ノンアルコールでも本格的なハイボールの美味しさに高評価を得ているという。
ノンアルコール飲料の飲用シーン拡大を目指す
さらに、ライトユーザーが一気に流入する12月にお酒を飲む人も飲まない人も一緒に乾杯できる「ノンアル忘年会」を提案する。
酒場の街・ハイボールの街新橋で、「のんある忘年会酒場」を12月2日~9日の15時~22時30分に開催する(ラストオーダーは22時)。開催場所は新橋駅烏森口徒歩1分のイベントスペース(パラカ新橋第9)。
サントリーは、ノンアルコール市場のリーディングカンパニーとして市場拡大に貢献するとともに、そのポジションをよりいっそう確固たるものにすると展望を示した。販売計画は、2022年は前年比105%の約1700万ケースを、2026年には21年比で約1.5倍の2500万ケースに挑戦する。
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