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懐かしCM「Get a Mac」のパソコンさん、M1チップ搭載Macに嫉妬を燃やして祝福 - Engadget日本版

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アップルは11日早朝、独自開発Apple Siliconの「M1」チップを搭載した新型Mac3機種を発表する「One more thing」イベントを開催しました。その締めくくりに「One more thing」と駆けつけた人物が、かつての「Get a Mac」広告に出演したジョン・ホッジマン氏だったことが一部で話題を呼んでいます。

「Get a Mac」とは、アップルが2006年から2009年にかけて展開したCMキャンペーンのこと。カジュアルな服装の男性がMacを、フォーマルスーツとネクタイを着けた男性がWindows PC(日本語版は「パソコン」)を名乗って、MacとPCの機能や使い道に関する掛けあいをするというもの。Mac役をジャスティン・ロング氏、PC役はジョン・ホッジマン氏が演じ、また日本向けCMはラーメンズの2人が担当しました。

たとえばパソコンさんが絵を描いていると言えばそれは全てグラフだと指摘され、MacさんがWebページを3つのステップで簡単に作れると答えてステップ4は「コーヒーを飲む」と付け加えるなど。故スティーブ・ジョブズ氏はCMのユーモアは評価していたものの、面白すぎるとMacに関心が向かないため気に入らないと述べていたとの逸話もあります

さて10数年ぶりに戻ってきたパソコンさん(下記動画の45:28辺りから)は、M1チップ搭載Macに「そんなに進化しちゃってどうするの?」と当惑したようす。「ああ君 すごく静かになったね」とファンレスになったAirを讃え、「より長いバッテリー駆動時間だって?電源に挿せば?」と嫉妬の炎を燃やし、「速いって?僕だって まだ速いぞ。ほら見てよ」と全力疾走してから「バッテリー切れだ。充電しなきゃ」と去って行くというオチでした。

元々の「Get a PC」キャンペーンが始まった2006年も、MacがPowerPCからインテル製チップへの移行が始まった年でした。それと同様にインテル製チップからAppleシリコンへの切り替え開始の節目ということで、再召還されたのかもしれません。

しかし相方だったMac役のジャスティン・ロング氏はついに登場せず。インテル製チップからM1チップに頭脳を載せ替えるための改造手術を受けているのか、そもそも別人にすり替わった可能性もあるのか。すべては謎に包まれていますが、Appleシリコンと同じくArmベースチップであるSnapDragon系パソコンさんの登場も期待したいところです。

Source:Apple(YouTube)

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